米テキサス州、ドライブスルー投票禁止へ トランプ氏の主張後押し

ワシントン=大島隆
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 米国で投票の制限につながる法律を制定する州が増えるなか、テキサス州でも投票の時間や場所を制限する法案が成立する見通しとなった。米国で2番目に人口が多い同州での動向は、ほかの州の動きや今後の大統領選挙にも影響しかねないことから、法案の行方が注目されていた。

 法案には、ドライブスルー型の投票所の禁止や郵便投票手続きの厳格化などが盛り込まれている。8月31日に州上院を通過。これを受けて、アボット知事(共和党)が「選挙の公正さを守る」として、近く署名する方針を明らかにした。

 法案を巡っては、議会の多数派を握る共和党が不正防止を理由に支持を表明。これに対して民主党は「マイノリティーに投票させないための抑圧策だ」と反発。反対する民主党下院議員約50人がテキサス州を離れて審議を拒否していた。

 投票制限につながる法案は、トランプ前大統領の「大統領選挙で不正があった」という根拠のない主張を受け、共和党が議会の多数を占める州で導入が進んでいる。ニューヨーク大学ブレナン司法センターによると、今年に入って18州で投票制限につながる法律が制定されている。(ワシントン=大島隆