日本一の星空誇る「銀河キャンプ場」 星だらけの村に心ひかれる人々

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清水大輔
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銀河もみじキャンプ場近くで林和男さんが撮影した星空。天の川を挟んで右側に木星、左側に土星が輝く=2019年4月16日午前3時58分、林さん提供
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 星だらけの村が信州にある。しかも、日本一という美しい眺めを楽しめるキャンプ場があるというのだ。

 長野市から中央道を南下して2時間。インターチェンジで下りてその村に入ると異変に気づいた。

 カフェやスキー場の看板に「星」の文字。郵便ポストや原付きバイクのナンバープレートには星の模様。発光する石を敷いた歩道は夜になると星座が浮かび上がり、婚姻届まで星がモチーフだという。

 国道から急な坂道を登っていくと、めざすキャンプ場に着く。まず、「日本一の星空」と書いた看板が目に飛び込んできた。

 8月の太陽はまだ高い。シラカバやモミジの林を進むと甘い香りがしてきた。子どもたちがピンクや緑のマシュマロを、たき火で焼いていた。

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シラカバなどの木々に囲まれた銀河もみじキャンプ場

 アマチュア無線の愛好家グループが家族連れで訪れていた。名古屋市で神具店を営んでいるという三輪義則さん(69)に話を聞くと、やはり目当ては星。「めちゃくちゃ、きれいですよ。昨日の夜は流れ星もはっきり見えたし」と証言した。

 20年ほど前に訪れて以来、夏は、各地の仲間に声をかけて集まるのだとか。「普段は味わえない開放感の中でリラックスできる。ビールも最高です」

 星空への愛があふれて、場内の区画すら「くじら座」「はくちょう座」と名づけられている。ちなみに避難小屋は「北極星」。

 銀河もみじキャンプ場。長野県阿智村の誇りだ。

手作りの観測所が「日本一」に

 「日本一」は国のお墨付き。あるアマチュア天文家らの存在があって、実現した。

豊かな自然の中の時間を、日常から離れた空間で生まれるつながりを、大切にしている人たちがいる。再び気兼ねなく出かけられる日のため、キャンプ場を支えるそんな人たちの姿を、長野に住むキャンプ好き記者が紹介します。

 まだキャンプ場が名前に銀河…

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