「政治家の欲望に基づく対応は終わりに」 岩田健太郎・神戸大学教授

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 菅義偉首相は3日、今月に予定されていた自民党総裁選に立候補しないことを表明した。昨年2月、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗り込んで、対策の不備を指摘した感染症内科医の岩田健太郎・神戸大学教授に受け止めを聞いた。

 新型コロナウイルスの対応を考えれば、菅首相が立候補を断念したことは、「良かった」と言える。

 僕が理解する限り、菅首相は、自分に都合の良いことを言う人は味方につけ、厳しいことを言う人は追い出す。人事で人を掌握する古いタイプの政治家だと思う。次第に、自分に気持ちの良いことを言ってくれる人だけが取り巻きになり、「コロナはさざ波だ」とか、「外国より非常にうまくやっている」など、楽観的な見方やデータだけを採用するようになったとみられる。

 その結果、「何とかなる」と…

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