15歳で異国の中年男の妻になった 暴力と孤独、10年後の決意

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高野裕介
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 異国の地で結婚したのは15歳のとき。言葉もわからぬ生活、夫の暴力、孤独。それらに耐えながら、10年近く生きてきた。

 トルコ南部のレイハンル。ヒンドゥ・アブディンさん(23)は2012年秋、隣国シリアの北西部イドリブ県から逃げてきた。10年末から中東で広がった民主化運動アラブの春」が飛び火したシリアでは、アサド政権がデモ隊を徹底的に弾圧。反体制派が武器を取って内戦に陥り、故郷は戦場となった。

 誰かに頼らなくては暮らしていけない。両親の勧めるまま、20ほども年上のトルコ人男性と結婚した。東京都の人口に近い1300万とも言われる人たちが家を追われたシリア。ヒンドゥさんのように、食べていくために児童婚を余儀なくされた少女も多いという。「絵を描くのが好きだったから、本当は美術の先生になりたかった。児童婚がおかしなことだと気づいたのは、ずっと後でした」

 結婚とは、夫婦とは、何かもわからぬまま、1年も経つと夫は暴力を振るうようになった。

 テーブルを投げつけられ、右…

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