文化庁の京都移転で工事再び遅れ、来年度中の移転に影響か

神宮桃子、高井里佳子
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 文化庁が2022年度中に予定している京都への本格移転で、移転先の工事が大幅に遅れ、完成が22年夏から12月下旬ごろにずれ込む見通しになった。移転時期に影響する恐れがある。

 京都府から同庁に入った連絡によると、移転先の旧・府警本部本館や隣接地で耐震補強や地中構造物の撤去など追加工事が必要なことがわかった。文化庁は、建物の完成後、業務開始までに数カ月必要と見込んでおり、移転スケジュールへの影響を調べている。

 文化庁の京都移転は16年に決まり、文化財を担当する課など全体の7割が移る予定。当初は21年度中の移転予定だったが、工事の遅れで22年夏以降に延期されていた。

 京都府の西脇隆俊知事は3日の会見で、来年度中の移転という基本的な線は崩さないよう要望すると述べた。(神宮桃子、高井里佳子)