取材2分で打ち切った首相は出オチ プチ鹿島さん「この1年が凝縮」

有料会員記事自民党総裁選2021

聞き手・土屋亮
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 「また来週にでも改めて記者会見をしたい。以上です」。菅義偉首相は、退任が明らかになった直後のぶらさがり取材にこう述べ、記者とのやりとりを2分ほどで打ち切った。説明責任を果たしてこなかった1年間のふるまいが凝縮していた、と時事芸人のプチ鹿島さんは話す。

 一国のトップの進退が決まったというのに、本人がその理由の説明を先延ばしにする。こんな例は前代未聞ではないか。「もう辞めるんだから、今はごちゃごちゃ聞くな」と、いわんばかりの開き直っている印象さえ与える。

 思えば、菅内閣のピークは昨年秋の発足直後だった。デジタル庁の創設や携帯電話料金の引き下げ、不妊治療の助成制度拡充などの政策を掲げ、国民の期待は高まったが、その後は気持ちが離れるばかりだった。

 お笑い用語で言えば「出オチ」。登場した瞬間がクライマックスだったという意味だ。

 今につながる課題は発足当初…

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