ニュージーランドのスーパーで7人刺される 政府は「テロ」と断定

シンガポール=西村宏治
[PR]

 ニュージーランド最大の都市、オークランドのスーパーで3日、7人が男にナイフで襲われ、重軽傷を負う事件があった。男はその場で警察に射殺された。ニュージーランド政府の説明によると、男は過激派組織「イスラム国」(IS)に感化されていたといい、政府はテロ事件と断定して経緯などを調べている。

 事件が起きたのは3日午後2時40分ごろ。オークランド西部のスーパーで、男が突然、店の棚にあったナイフで周辺の買い物客らを刺したという。駆けつけた警察官が発砲し、男はまもなく死亡が確認された。3日午後に記者会見したアーダーン首相は「ISに影響された単独犯による攻撃」との判断を示した。

 政府の説明によると、男はスリランカ国籍で、2011年にニュージーランドに入国。16年から警察が監視を続けていた。警察は「発砲による他の負傷者は確認されていない」と説明している。

 現地紙ニュージーランド・ヘラルド(電子版)は3日、男は32歳で、かつてナイフによるテロ攻撃を企てた疑いなどで逮捕されていた、と報じた。同紙によると、男はたびたびSNSに暴力的な動画などを投稿。狩猟用ナイフやISの宣伝動画なども所持していた。17年と18年に相次いで逮捕され、そのたびに違法なコンテンツの拡散などの罪で有罪判決を受けたが、最近になって出所していたという。(シンガポール=西村宏治