コロナで休校・休園「有休取れない人に届く支援を」 保護者ら声明

橋本拓樹、山本恭介
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 新型コロナに子が感染したり保育園や小学校が休みになったりするケースの増加を受け、保護者団体が3日、記者会見し、仕事を休む保護者への支援を求める声明を出した。3月末に打ち切られた「小学校休業等対応助成金」を復活させることなどを求めている。

 声明は「小学校休業等対応助成金の個人申請を求める親の会」などが出した。代表の沖田麻理子さんは有給休暇がとれずに無給で休んだり、国の支援制度の活用を勤務先に促しても断られたりした保護者の例を紹介。「休校・休園や、濃厚接触による自宅待機はいつ、誰にでも起き得る。必要な人に支援が届く制度にしてほしい」と訴えた。

 コロナ禍による休校で仕事を休んだ保護者は現在、会社を通じて「両立支援等助成金」を申請できる。だが会社が対応しなければ利用できないなどの使い勝手の悪さが指摘されている。

 声明は、保護者が都道府県に直接申請できた小学校休業等対応助成金を再開することを要望した。現在、厚生労働省はこの仕組みを再開する方向で調整を進めている。田村憲久厚労相は3日の閣議後会見で「個人で申請できる部分も含めて、必要な対応をしていかなければならない」と述べた。(橋本拓樹、山本恭介)