空自那覇基地で高濃度のPFOS 検出されないはずの場所から

木村司
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 航空自衛隊那覇基地(那覇市)内の消火に使う水槽の水から今年5月、発がん性が疑われる有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)」などが1リットルあたり46万ナノグラムの高濃度で検出された。同基地が3日発表した。周囲に漏れ出るなどの影響は確認されていない。本来は検出されないはずの場所だが、原因は特定できていないという。

 環境省厚生労働省が設ける水道水や河川、地下水の水質管理の目安(暫定目標値)は、1リットルあたり50ナノグラム以下。同基地によると、水槽はコンクリート製で、薬剤と混ぜて泡消火剤をつくるための水道水をためている。

 水槽は8カ所にあり、最初に調べた場所では3月に2万580ナノグラム、4月に4万6千ナノグラムが検出された。5月は別の2カ所を調べたところ、1カ所で46万ナノグラム、別の水槽で1万4千ナノグラムだった。

 同基地では2月、PFOSなどを含む泡消火剤が飛散する事故が発生。翌月から基地内の水槽と水路で水質調査を始めていた。基地外の河川が流れ込み、基地内を通って海に流れる水路では6月、上流で72ナノグラム、下流で120ナノグラムが検出された。(木村司)