割と過酷な湯治 心に効いた(笑ってる場合かヒゲ 水曜どうでしょう的思考)

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藤村忠寿(HTB「水曜どうでしょう」チーフディレクター)

 仕事である温泉場を訪れたときのことです。時間があったので日帰り入浴をしてみました。総ヒバ造りの湯船に白濁したお湯、入ってみれば体に染み入るような気持ち良さがある。

 説明文を読んでみると、数百年もの歴史がある湯治場で、1日5回ないし6回の入浴を10日間続けることにより効能が顕著にあらわれる、そう書いてありました。「いやいや10日間って! そりゃ長過ぎんだろ!」と、一笑に付したわけですけれども、数週間後、私は再びその温泉場の前に立っていました。

 あのあと考えたんです。「ひとりで湯治場にこもって風呂に入るだけの生活をできるのは逆に今しかないんじゃないか?」、さらに「健康な男が10日間も湯治をしたらどうなるのか?」という実験的な興味も湧き上がり、スケジュールを調整して、10日間にも及ぶ湯治をやってみることにしたのです。

 「きっとヒマだろうから」と…

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