タイ首相、不信任案切り抜けたけれど コロナ対策批判され連日のデモ

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バンコク=貝瀬秋彦
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 タイの下院は4日、プラユット首相と5閣僚に対して野党が出していた不信任決議案を採決し、いずれも与党側の反対多数で否決された。だが、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えられないプラユット政権への批判は収まっておらず、退陣を求める反政府デモもやむ気配はない。

 プラユット氏への不信任案は賛成208票、反対264票、棄権3票だった。不信任案をめぐる討議で野党側は、コロナ対策をめぐる政権の不手際などを追及したが、アヌティン副首相兼保健相らへの不信任案も否決された。

 この間、地元メディアは与党内の内紛から、不信任案に同調する形での「プラユット下ろし」の動きがあると報じ、採決の行方が注目されていた。

 プラユット氏は2014年のクーデターを陸軍司令官として主導し、軍事政権の暫定首相に就任。19年3月の総選挙を経て、首相に選出された。これまでも2度にわたり不信任案を出されたが、いずれも切り抜けてきた。

 ただ、プラユット政権のコロナ対策への風当たりは強い。

 7月中旬以降、1日あたりの…

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