パラ日本最年長の66歳、5年越しのマラソン完走 リベンジ果たす

遠藤隆史
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 東京パラリンピック最終日の5日にあった女子マラソン(視覚障害T12)。日本選手団最年長の西島美保子が、42・195キロを走り切った。「5年前は完走できなかった。なんとしてもゴールしたい一心だった」。8位でゴールした66歳は晴れやかに話した。

 生まれつきの弱視。夫の影響で40代半ばになってマラソンを始めた。61歳で初出場した2016年のリオ大会では暑さに苦しみ途中棄権。その悔しさをバネに東京大会を目指した。自分より若い選手ばかりと争う環境に「もうついていけないかな」と思うこともあったが、リベンジしたい気持ちが足を前に進めてきた。

 この日は前半のペースを抑えて後半の上り坂を乗り切る作戦だったが、35キロ過ぎで足がつった。何度も立ち止まりながら国立競技場にたどりつき、最後は前のめりになってゴールした。

 憧れの舞台で完走できて、「本当に走ってきてよかった」。パラを目指すのは今回限り。今後は楽しみながらあちこちを走り続けるつもりだ。遠藤隆史