北海道地震の被災3町 3年で見えてきた町の将来像とは

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 3年前の北海道胆振東部地震で大きな被害を受けたのが北海道厚真町、安平町、むかわ町の3町だ。河川、道路、農業施設などの復旧工事がほぼ完了し、復興に軸足を移している。3町が描く、それぞれの将来の「町の姿」が見えてきた。

町の顔変える再開発 厚真町

 被害が最も大きかった厚真町では、大規模な土砂崩れが起きた森林の再生事業を除き、河川、道路などの復旧工事がほぼ終わった。今後の復興の柱となるのは町庁舎を核にした中心市街地の再開発だ。これから町の顔が、がらりと変わることになる。

 町は4月、今後5年間の復旧・復興計画をまとめた。中心市街地の開発面積5万5千平方メートル。2025年度までに事業を終え、一帯にはにぎわいや防災の役割をもたせる。

 地震で被害を受けた役場庁舎は23年度末までに近隣に建て替え、現庁舎は震災の記録や埋蔵文化財アイヌ民族の資料などを展示する「歴史資料館」に改修する。役場から500メートルほど離れた消防本部を近隣に移し、防災拠点の機能を充実させる。

 土砂崩れで19人が死亡した吉野地区でも再整備が始まった。21棟あった家屋のほとんどが全壊し、現在は更地になっているが、地権者への説明を踏まえ、緑化計画を進めている。5月にはゆかりの吉野桜を植えた。今後は遊歩道もつくり、かつての面影を取り戻す計画だ。

 日高幌内川の上流には「復興…

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