何であろうと私は私 パラ選手34人性的少数者公表 日本は変わるか

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伊木緑
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 東京パラリンピックでは、出場する選手約4400人のうち、少なくとも34人が性的マイノリティーであることを公表している。性的少数者のアスリートに関する米メディア「アウトスポーツ」が4日までにまとめた。2016年リオデジャネイロ大会の3倍近くになった。制度面で立ち遅れる日本は、大会を機に変わるのか。

 英国の車いすバスケット女子には女性同士のカップルがいる。ロビン・ラブ選手(31)とローリー・ウィリアムズ選手(29)だ。

 出会いはラブ選手が15年に代表入りした時だ。先に競技を始め、12年ロンドン大会にも出場していたウィリアムズ選手について「尊敬するアスリート。愉快で笑顔が愛らしかった」。ほどなく交際が始まった。2人は「アスリートであり、チームメートであることが第一で、2人の関係は二の次」と考えていたものの、チームメートも応援してくれた。昨年2月に婚約し、愛犬と共にマンチェスターで暮らす。

 「ただの同居人でも友人でもないパートナーと同じチームで同じ経験ができるのは素晴らしいこと」とラブ選手。「厳しいことも言ってくれるし、私もそれを素直に聞き入れられる。たまにうっとうしくて『黙って』と言うこともあるけど。一緒に成長している」

 ラブ選手は21歳だった大学時代に「誰かのロールモデルになれれば」とカミングアウトした。「周りの人に恵まれ、私は幸運だった。同性愛者であろうと障害者であろうと、肌の色が違っても、パラリンピックのような機会を通じて、自分と異なる人々を受け入れる空気が広がればいい」

 カナダの車いすバスケット女…

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