アフガニスタンの国内線が再開 タリバン傘下、首都カブールから2便

アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 イスラム主義勢力タリバンが権力を握ったアフガニスタンで、タリバン傘下に入った航空当局が4日、首都カブールの空港の国内線の運航を再開した。タリバンと関係が良好なカタール政府が支援チームを派遣し、管制塔の管理や滑走路の補修などを急いでいた。

 アフガニスタン国営のアリアナ・アフガン航空によると4日、カブールから北部マザリシャリフと西部ヘラートへ計2便が飛んだ。

 空港はタリバンが政権を崩壊させた8月15日以降、運航がまひ。米国をはじめとする各国が自国民やアフガニスタン人協力者の国外退避のために飛ばした特別機以外は離着陸できなくなった。駐留米軍最後の輸送機が飛び立った同月30日以降はタリバンが空港を占拠した。

 タリバンは世界から援助物資を呼び込むため、国際線の復旧も目指す。ただ、国民に対しては「国にとどまってほしい」(報道担当幹部)と要請しており、自由な出国を認めるかは不透明だ。各国は残る自国民や現地協力者の国外脱出を許すよう、タリバンに働きかけている。(バンコク=乗京真知