ギニアでクーデター、大統領を拘束か 陸軍兵士らが国営放送で発表

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 アフリカ西部ギニアで5日、クーデターを起こした陸軍の兵士らが、アルファ・コンデ大統領率いる政府を解散し、憲法を停止したと国営放送を通じて発表した。ロイター通信が伝えた。一方、政府側は反乱を退けたと主張しており情報が錯綜(さくそう)している。

 同通信などによると、首都コナクリの大統領府付近で同日朝から銃撃戦が起こった。兵士らは大統領を拘束したと主張し、新たに移行政権を立ち上げる計画も発表したという。国防省側は「大統領の警護隊などが脅威を抑え込み、襲撃犯たちを追い払った」などと説明しているという。

 コンデ大統領は昨年10月に実施された大統領選で3選を決めたが、対立候補のディアロ元首相側も「選挙に不正があった」などと主張して勝利を宣言。ディアロ氏の支持者らと治安部隊の衝突によって死者が出るなど混乱が続いていた。

 大統領の任期は元々2期までとされていたが、コンデ氏は国民投票憲法を改正。それまでの2期はカウントされないとして3選に向けて立候補したため、大統領選前から抗議デモが繰り返されていた。(ヨハネスブルク=遠藤雄司