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早期発見難しい膵臓がん、線虫が診断? 尿をかぎ分け、阪大など研究

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竹野内崇宏
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 早期の発見が難しいとされる膵臓(すいぞう)がんについて、患者の尿のにおいを好む生物「線虫」を使えば診断につながる可能性が高いことを、大阪大などの研究チームが突き止め、6日会見で発表した。今後、検査方法の開発を進めるという。

 膵がんは国内で年間約3万人が亡くなり、肺などにつぐ4番目に多いがん。胃などの奥にあるため検査が難しく、自覚症状も出づらいため、見つかった時には治すのが難しい状態になっていることも少なくない。

 ただ、がんができ始めて進行するのに20年近く時間があるとの報告があり、早期に治療できれば効果が高いことから、精度の高い検査方法が期待されてきた。

 線虫は体長約1ミリ。すぐれた嗅覚を持ち、胃がん患者などの尿のにおいを好んで近づく一方、健康な人の尿はいやがるため、高精度でがんを発見できる可能性を九州大の広津崇亮助教(当時)らが2015年に発表していた。

 そこで石井秀始・阪大特任教…

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