「勝ち馬」乗れず、さまよう派閥 安倍ー菅路線で失われた活力

有料会員記事自民自民党総裁選2021

楢崎貴司、中田絢子 山下龍一、岩尾真宏
[PR]

 自民党の派閥が総裁選(17日告示、29日投開票)への対応を一本化できず、混迷を深めている。総主流派体制を築き、「安倍1強」とも呼ばれた安倍政権と、それを継承した菅政権を経て、派閥の流動化が進む可能性がある。

 6日夕、党内第3派閥の竹下派は緊急の幹部会合を開き、総裁選への対応を協議した。しかし、この日は意見交換にとどまり、同派会長代行の茂木敏充外相は会合後、記者団に「状況をしっかり見極めながら、丁寧に意見も聞いてしっかりまとまっていくよう確認した」と述べた。

 同派では、衆院の若手などから茂木氏の立候補を望む声はある。ただ、衆院選が目前に迫り、中堅・若手らは「選挙の顔」として誰がふさわしいか様子見の状態で、派閥幹部は「もうまとまらないかもしれない」と漏らす。

 最大派閥の細田派と第2派閥の麻生派も事情は同じだ。

脱原発」河野氏に忌避感も

 細田派では、同派出身の安倍晋三前首相が高市早苗総務相を支援する意向。派内の保守系議員を中心に支持が広がっており、安倍氏に近い高鳥修一衆院議員はブログで「『初の女性総理総裁』誕生に期待」と記した。しかし、高市氏は同派の前身である町村派を退会した経緯があり、派内には「高市氏でまとまるのは難しい」との声もある。

 立候補の意向を固めた河野太…

この記事は有料会員記事です。残り949文字有料会員になると続きをお読みいただけます。