「黒い雨」判決が問いかけるもの 原告らがオンライン討論

核といのちを考える

三宅梨紗子
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 7月に広島高裁判決が確定した「黒い雨」訴訟の原告や弁護士が、判決の意義や今後の課題について討論するシンポジウムが4日、オンラインであった。日本ジャーナリスト会議広島支部の主催で約120人が参加した。

 原告の高東征二さん(80)は「内部被曝(ひばく)を政府が認めざるを得ないところまで追い込んだ」と判決を評価し、「国は内部被曝(ひばく)を堂々と研究して、(被爆者認定をめぐる)審査基準の見直しを検討してほしい」と求めた。

 パネリストには、「黒い雨」の雨域について研究を続ける大瀧慈(めぐ)広島大名誉教授や黒い雨弁護団事務局長の竹森雅泰弁護士らが招かれた。福島原発事故との関連について問われた竹森弁護士は、「放射線が健康に影響を及ぼすことはいろんな研究や今回の裁判で明らか。被爆者健康手帳のようなものを福島でも作っていく必要がある」などと述べた。(三宅梨紗子)

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