五輪柔道「金」の大野将平選手に県民栄誉賞特別賞

柔道

高橋豪
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 東京五輪の柔道男子73キロ級で金メダル、男女混合団体では銀メダルに輝いた山口市出身の大野将平選手(29)=旭化成=が6日、山口県庁を訪問。村岡嗣政知事から、2大会連覇をたたえて初めて設けられた県民栄誉賞特別賞と、県スポーツ特別褒賞が贈られた。

 個人戦の決勝は4分間で決着がつかず延長戦に突入し、支え釣り込み足で技ありを奪い、9分を超す激闘を制した。「連覇をして当たり前という声もあったので、達成感より無事成し遂げられた安心感の方が強かった。柔道人生で一番の誇りとなりました」と振り返った。

 主将として臨んだ団体戦では、決勝のフランス戦で出番まで回らずにチームが敗れた。「柔道が国際化して、世界のライバルが強くなっている証拠。(2024年の)パリ五輪でリベンジする物語の一つと思えば前に進める」と語った。

 県出身の柔道選手は、3大会連続で2人ずつ出場した。大野選手は「山口県は『柔道大国』と言えるので、(コロナ禍の)状況が落ち着いたら、原沢(久喜選手、下関市出身)と地元に戻って柔道教室をして、柔道の普及や地域貢献につながればいい」と宣言。「柔道や山口に対する恩返しとして、競技以外にも目を向けて活動していければ」と今後の抱負を述べた。(高橋豪)