「スピード大好き。でも注意」 デムーロ騎手、京都府警の安全大使に

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富永鈴香
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 「スピードを出し過ぎないように注意します」。警察官の制服を着て報道陣にそう語ったのは、ミルコ・デムーロさん(42)。日本中央競馬会(JRA)で活躍するイタリア出身の騎手だ。

 6日、京都府警右京署(京都市右京区)の交通安全広報大使に委嘱され、報道陣の前に姿を見せた。冒頭の発言は、その時のもの。スピードに気を付けるのは、競馬ではなく、趣味のサイクリングの話だ。

 ローマ出身で、1999年に初来日。2003年に外国人騎手として初めて、競馬の最高位であるG1レースの一つ、日本ダービーを制しており、これまでに日本国内で通算1千勝を挙げてもいる。京都好きで知られ、16年にも八幡署(京都府八幡市)の一日署長を経験。その縁で、再び白羽の矢が立った。

 この日の委嘱式では、笑顔で拳を突き上げ、日本語で「これから頑張ります」。任期は来年3月末までだ。今月21日から始まる秋の全国交通安全運動に向けて、ポスターや動画で交通安全を呼びかけていくという。「緊張したが、とってもうれしい」と報道陣に笑顔を見せた。

 式の終了後にはさっそく、広報用動画の撮影に取りかかった。

 「右京トラフィック・セーフ…

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