京急、自動ブレーキも「選択肢」 運転士書類送検へ 脱線事故2年

有料会員記事

小寺陽一郎、土居恭子
[PR]

 2019年に横浜市で起きた京急の踏切脱線事故で、神奈川県警が、京急の男性運転士を業務上過失致死傷容疑などで書類送検する方針を固めた。約2年間の捜査の結果、運転士の手動ブレーキ操作の遅れが事故の一因になった可能性が浮上している。

 「運転士のブレーキ操作をバックアップするシステムについて多面的な検討を行うことが望まれる」。2月に公表された国の運輸安全委員会の報告書は、こう指摘して京急に対応を求めた。例示しているのが、踏切内で障害物を検知すると、列車の速度を落としたり止めたりする自動ブレーキの仕組みだ。

 京急は運転士が手動でブレーキを操作している。理由について「トンネル内や橋の上など、乗客に危険が及ぶ場所に止まってしまう可能性がある」と説明する。ただ、捜査関係者によると、今回の事故では列車の男性運転士が、踏切の異常を知らせる信号機を確認するのが遅れた疑いが指摘されている。京急は自動ブレーキ導入も選択肢の一つだと認めた上で、「運転士をバックアップするシステムについても引き続き導入に向けて積極的に検討を進めてまいります」とする。

 京急のほか、関東の鉄道各社…

この記事は有料会員記事です。残り510文字有料会員になると続きをお読みいただけます。