塾で相次ぐクラスター、広がりケタ違い 「対面授業の要望強いが」

有料会員記事新型コロナウイルス

高浜行人
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 子どもの新型コロナウイルス感染が広がるなか、首都圏の学習塾でクラスター(感染者集団)が相次いでいる。業界各社はオンライン授業を広げたり、感染対策を徹底したりして警戒を強めている。

 「じゃあ説明するからミュート(消音)にするね」

 2日、東京都豊島区の早稲田アカデミー池袋校。誰も着席していない教室で、講師がタブレット端末越しに、小学3年の受講生に語りかけた。この日始まった、遠隔会議システム「Zoom」による全面オンライン授業だ。

 160校に小中高校生約4万人が通う同社では、これまでもオンライン授業を選択できたが、希望者は1~2割にとどまっていた。だが7月末から8月下旬までの夏季講習中、複数の感染者が出て東京、神奈川、千葉の3都県の5校が休業したことを受け、全ての集団授業をオンラインに切り替えることにした。講師に質問もできるバーチャルの「自習室」を設けるなど学習習慣が途切れない工夫をし、9月18日まで対面授業をゼロにする予定だ。

 休業した5校のうち、東京都千代田区では中3生29人のクラスで10人以上が感染。最初に判明したのは8月16日に2週間ぶりの授業があってから、わずか2日後だった。その前から手指の消毒や換気など感染対策を徹底してきて、今夏まで複数感染による休業は一度もなかった。伊藤誠・専務執行役員は「デルタ株の感染力の強さに衝撃を受けた。保護者の対面授業へのニーズは強いが、子どもの安全を優先した」と話す。

生徒と職員の計100人が感染したケースも

 塾にとってかき入れ時の夏休…

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