ランちゃんが語るキャンディーズ解散 「人生どうなる?」抱えた葛藤

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定塚遼
写真・図版
伊藤蘭=外山俊樹撮影
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40年のブランク 復活向け、ひとりカラオケで歌練習

 「こんな生活は一体いつまで続くんだろう」。1970年代、キャンディーズのメンバーだった伊藤蘭(らん)さんは、忙しさの渦の中で、そう感じながら日々を過ごしていたという。「とても大変で、音楽を楽しむ余裕なんてなかった」。一昨年、41年ぶりに歌手復帰を果たした蘭さんは今、初めてじっくりと音楽に向き合い、楽しんでいる。

 長いブランクを経ての復帰で、さすがに衰えを感じることも多かった。「高音の発声や、歌声のパワー、動きなどの体力面で、年齢を感じることもありました。でも重要なのは、できないことにがっかりしないこと」と話す。

 ライブやレコーディングに向け、メトロノームを使った自宅での練習に加え、カラオケ店でも一人で練習を積んできた。「音漏れで周りにバレちゃうんじゃないかと気にして、キャンディーズの曲は歌わなかった(笑)。でも、持ち込んだ新曲の音源を頑張って練習していました」

 久々のステージでは、お客さんの温かさが身にしみた。「コンサート前に色々と想像していると怖くなってくるけれど、実際にステージに立つと、お客さんの優しいまなざしに助けられ、不思議と緊張がなくなる」と話す。

解散の決断に至った「メンバー共通の悩み」

 ヒットを記録した復帰作「M…

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