高まるパットンの存在感 ベイ担当記者と再会し、「お決まり」も披露

アナハイム=井上翔太
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 昨季まで横浜DeNAベイスターズに所属した右腕のスペンサー・パットンが、大リーグでもDeNA時代と同様、リード時のセットアッパーとして存在感を放ち始めている。今季は、2014年に大リーグデビューを果たした古巣のレンジャーズでプレー。6日(日本時間7日)は、エンゼルスの大谷翔平と対戦し、遊飛に仕留めた。

 3点リードの八回、3番手としてマウンドへ。2死三塁から、全30球団で最多の43本塁打を放っている大谷を迎えた。内角高めに速球を投げ込み、空振り二つを奪った後の3球目。94マイル(約151キロ)の真っすぐで押し込み、遊飛に。無失点で切り抜けると、グラブをたたいて喜んだ。

 大谷とは4日も対戦し、右前安打を許したが、この日は雪辱を果たした形だ。

 DeNAには2017年から4年間、在籍した。主に勝ちパターンでの救援を任されたが、19年は防御率5・15、20年は4・92と、不本意なシーズンが続いた。特に19年は、横浜スタジアムで結果を残せなかった登板直後に、一塁ベンチ内にある冷蔵庫を殴り、右手を脱臼骨折する騒ぎも。球団からは、罰金500万円の処分も受けた。

 昨年11月に球団から退団が発表されると、今年2月にレンジャーズとマイナー契約を結んだ。メジャー復帰登板は、6月9日。ここから7試合連続無失点をマークするなど、安定した投球を披露するうち、今ではDeNA時代とさほど変わらない立場を任されるまでになっている。

 日本ではDeNAを担当している記者が、球団のネックストラップをちらつかせながら、「Hi、Spencer」と声をかけると、「懐かしいね」と応じてくれた。タオルのかわりにネックストラップを掲げて、ヒーローインタビューの最後の声出し「I ☆(Love) YOKOHAMA」も披露。「(横浜のファンの)みんなに会えなくて寂しい」と語った。(アナハイム=井上翔太