ミャンマー民主派、国軍への戦闘開始を宣言 治安さらに悪化の恐れ

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バンコク=福山亜希
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 国軍がクーデターで権力を握ったミャンマーで、アウンサンスーチー氏を支持する民主派勢力が樹立した「統一政府」が7日、人々を防衛するために国軍と戦うことを宣言し、市民に外出を控えるよう求めた。大規模な戦闘が起きるかどうかは不透明だが、治安がさらに悪化する恐れがある。

 統一政府はフェイスブックを通じて、非常事態を宣言し、無期限の休日に入るとの声明を発表。ドゥワラシラー副大統領は動画による演説で「国軍が人々を脅し、逮捕し、殺害するなどの非人道的な戦争犯罪を絶えず行っていることを全世界は知っている」とし、7日から「人々を守るための戦いを始める」と述べた。

 国軍と内戦を続けてきた少数民族の武装組織には「直ちに(国軍を)攻撃せよ」と呼びかけた。市民には不要な移動を避け、食料や薬を確保するよう求めたうえで、「人々の力で独裁政権を攻撃し、廃止せよ」と訴えた。一方で、国軍に任命された行政官には「直ちにその地位を離れるように」と警告した。

 統一政府は5月に、自衛のための武装組織「国民防衛隊」を設立。この動きに呼応して各地で市民らが武装組織を立ち上げ、国軍との間ですでに戦闘が起きている。東部カレン州や西部チン州では多くの住民が戦闘に巻き込まれ、避難民となった。

 都市部でも、国軍関係者や国…

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