「赤とんぼ」の里紹介する展示 トラピスト修道院に設置

阿部浩明
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 童謡「赤とんぼ」で知られる詩人、三木露風(1889~1964年)が滞在した北海道北斗市のトラピスト修道院に、露風と修道院のかかわりなどを紹介する展示室が新設された。

 露風は1920(大正9)年、修道志願者に俳句や作文などを教える文学講師として赴任。赤とんぼが乱舞する修道院の風景に、子どもの頃の郷愁を重ねあわせて作詞し、ちょうど100年前の21年に童謡集に発表した。

 展示室は修道院創立125年の記念事業で、正門の応接室などを拡充。露風と教え子たちの集合写真や、赴任当時の修道院の全景をパネルで展示している。トラピストの歴史や修道士の「祈りと労働と観想」の一日、人気のクッキー作りなども写真やイラストで紹介している。

 大院長の横内弘さん(53)は「修道院の苦難の歩みや、著名な露風を招聘(しょうへい)した先人たちの情熱を感じてほしい」。見学は午前9時~午後5時、無料。問い合わせは市観光課(0138・73・3111)。(阿部浩明)