レア一輪 努力の年輪に咲く 京都府立植物園観覧温室

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池田洋一郎
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「まだまだ勝手に関西遺産

古都の市街北部に、総ガラス張りの巨大な館が立つ。暑い部屋や涼しい部屋に珍妙かつ貴重な植物がうじゃうじゃと。

 真夏の強い日差しにもかかわらず、門を過ぎしばらく歩くと涼しさを感じた。京都市街北部にある京都府立植物園甲子園球場6個分(24万平方メートル)の広大な敷地に約1万2千種、約12万本の植物が植えられている。繁茂する木々の間を行くと、二つの山が連なるような形の総ガラス張りの観覧温室が見えてくる。

 外観は池に浮かぶ金閣寺のイメージと北山連峰のシルエットを取り入れたという。延べ床面積約4700平方メートルに約4500種、約2万5千本の珍しい植物が植栽展示されている日本最大級の温室だ。館内は八つの部屋に分かれており、高山性の食中植物などを展示する「冷房室」や「高山植物室」といった真夏に涼味満点の部屋のほか、月下美人など夜咲く花を日中に観察できる「昼夜逆転室」などユニークな部屋もある。

 人気の木が「砂漠サバンナ室…

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