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「適切な情報発信必要」 都局長「不安あおらないで」発言の真意説明

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 新型コロナウイルスの感染状況をめぐり、東京都の吉村憲彦・福祉保健局長が「不安をあおらないで頂きたい」と呼びかけた発言について、7日の都議会コロナ対策特別委員会で、「不適切」との指摘が出た。発言直後に感染が急拡大し、病床が逼迫(ひっぱく)したとの批判を受けた吉村局長は答弁で「都民に適切な行動を取っていただくために発信した」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。

 保健行政のトップを務める吉村氏は7月27日、都内の感染者が2848人と半年ぶりに過去最多(当時)を更新したことを受け、感染状況を説明する「記者レク」に出席。その際に「感染者は増えているが、(病床が逼迫した)1月の時とは感染状況が全く違う。いたずらに不安をあおらないようにしていただきたい」と述べていた。

 こうした吉村局長の発言について、共産党の藤田綾子都議は7日の特別委員会で「どのような意図でこのような発言をしたのか」と質問した。これに対し、吉村局長は「感染状況などの適切な情報発信を行うことが必要」と応じた。

 藤田都議が「全く不適切だったことは明らか」と返すと、吉村局長は今年6~8月の死者が413人で、「第3波」の昨年12~2月と比べて37%減少していると強調。「『感染爆発』と伝わると、高齢者が真っ先に行動を抑制する。健康維持のための朝の散歩を取りやめたり、持病の通院を中断したりして健康リスクになる」との見解を示し、「都民に効果的な感染予防の行動を取っていただくことが重要と考え、発言をした」と述べた。

局長「感染者が抑えられていた」

 さらに、藤田都議は「感染拡…

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