立憲民主党の枝野幸男代表が次期衆院選に向けた公約の第1弾を発表した。新型コロナウイルス対策をめぐり、菅政権の「敵失」で議席を伸ばそうとする戦略は、菅義偉首相の事実上の退陣表明で崩れた。自民党総裁選が注目されるなか、「政権の選択肢」としての存在感を発揮したいが、立憲内には焦りが広がる。頼みの綱は共産党との「野党共闘」の強化だ。
「この4年間で、明確に自民党か立憲民主党かということを、国民に選択していただける状況は作れた。まさに二者択一をしていただける状況は作れた」
衆院選の公約第1弾を発表した枝野氏は7日、記者会見でこう力を込めた。
発表した公約には「自民党は絶対できず、差別化してアピールできる」(立憲幹部)項目を並べた。
4日前に菅首相が自民党総裁選への不出馬を表明し、自民党総裁選一色の報道になり、党内では動揺が広がっている。
立憲幹部の一人は「自民党が…
- 【解説】
「待ち」というよりは、「過去指向」というべきではないでしょうか。立憲民主党が今後公約に出そうとしているという、危機管理、情報公開、ジェンダー平等は確かに重要ですが、どのテーマももはや伝統的。未来を切り開くビジョンを作っていくという面がありま
- 【視点】
小泉郵政解散の直後、衆院本会議場を出たところで当時の岡田克也民主党代表がガッツポーズをしたがどのメディアも撮らなかったという話を書いたことがある。 本当に歯痒い。全然変わっていない。立憲民主党の皆さんには、枝野幸男代表が出した政策と自民党