オンキヨー技術で、うまい酒を 主力事業は売却 新ビジネス模索

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森田岳穂
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 経営再建中のオンキヨーホームエンターテイメント(大阪府東大阪市)は8日、主力の家庭用AV事業のシャープと米音響機器大手への売却が完了したと発表した。イヤホン事業なども売却予定で、今後は自動車など向けのスピーカー事業の拡大や、音響技術の食品分野への応用など新規事業の育成を目指す。

 家庭用AV事業はオンキヨーの売上高の4割以上を占める。売却後も製造や国内販売は同社が担う予定。売却で得る33億円によって、2021年3月期末で23億円あった債務超過を解消できる見込みだ。

 ただ、生産を委託する工場への債務などもあるためさらなる資金調達が必要で、8月にはスポーツ関連事業を行う子会社の株式の大半を売却した。売上高の2割を占めるイヤホンやヘッドホン事業も、国内販売を除いて今月中に売却を終える予定だ。一部の債権者とは、債権の放棄に向けた交渉も進めている。

 そうした事業の売却後に収益の柱となるのは、自動車やテレビといった他社製品に組み込むスピーカー事業だ。それに加えて、新規事業の開拓に力を入れる。

 その一つが食品分野だ。例え…

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