ミュンヘンモーターショーを歩いたら…コロナ禍で見た「移動」の未来

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ミュンヘン=和気真也
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 世界有数の自動車の展示会「ミュンヘンモーターショー」が7日開幕した。コロナ禍以降、大規模な展示会は欧州で初めて。地元ドイツをはじめ欧州企業を中心に約700社が最新の自動車や技術を披露。環境問題に対応したり便利な生活に向け工夫を凝らしたりと、近い未来の「移動」のあり方を探るショーだ。

 出展する自動車メーカーは、フォルクスワーゲン(VW)やダイムラー、BMWのドイツ勢に加え、仏ルノーや韓国の現代自動車など。日本勢は参加していない。開催は12日まで。

 ショーの名称は「IAAモビリティー2021」。東京や米デトロイトなどと並ぶ世界五大モーターショーの一つだったフランクフルトモーターショー(隔年開催)の後継で、開催地を約70年の歴史があったフランクフルトからミュンヘンに代えて開かれた。

 人が密集した都市部での効率的で環境負荷が少ない移動をテーマにした乗り物や、約70社が集っての自転車の展示ブースも設置。会場だけでなく、ミュンヘンの街の中心部にも公開展示や試乗コーナーが設けられた。

 会場を訪れた一般客や取材陣、展示関係者は、コロナ対策のためワクチンの完全接種証明書の提出などが求められている。

 7日からの公開を前に6日、各社が報道向けに展示を一部発表した。注目は電気自動車(EV)だ。「脱炭素」を進める欧州連合は2035年にガソリン車の新車販売を事実上禁止する方針で、厳しい環境基準をクリアし、移動手段にとどまらない使い方を提案するなど新たなテーマ性を付加したコンセプトカーが目を引いた。

 ダイムラーはメルセデス・ベンツから高級セダンの「EQE」や、オフロード車の「コンセプトEQG」を初披露した。

 VWは若者が生活のなかでク…

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