行列のできるアイス店、秘密は混ぜない牛乳 地場産だけの味を追求

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斎藤茂洋
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 ほかの産地と混ぜられる「県内産」ではなく、地元の「平塚産」牛乳のおいしさを知って欲しい――。神奈川県平塚市の若手酪農家グループ「角笛会」が企画したのが、アイスクリームに加工することで、手塩にかけた牛乳の良さを味わってもらうことだった。販売が始まって2年。今ではリピーターも増えている。

 平塚市のJA湘南の農産物直売場に併設されたアイス店「あさつゆ工房」。ソフトクリームのほか、カボチャやイチゴなど地元の農産物で作ったジェラートが10種類以上並ぶ。ここだけの限定販売で、牛乳の生産者の顔入りパネルもある。

 「どれにしようかなー」。同県逗子市の会社員、相川浩司さん(38)は小学生の子どもら家族4人で訪れた。選んだのは若草色のアスパラのジェラート。「食べやすい。野菜嫌いの子どもも大丈夫」と話す。

 アイスに使われる牛乳を生産しているのが角笛会の会員だ。小川公史会長(39)をはじめ計8人。早朝から、牛から搾乳機でタンクに集めて冷やし、工房に出荷する。納品の際、アイスを求めて開店直後から店に並ぶ客の姿を目にすることもある。小川さんは「以前にも増して、牛の体調管理に工夫を凝らすようになってきた」と話す。

他産地と混ざれば「県内産」 もどかしい思い

 一般の消費者に届けられる牛…

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