「サナエノミクス」掲げた高市早苗氏 前夜、安倍氏の自宅を訪れて

有料会員記事自民党総裁選2021自民

楢崎貴司、岡村夏樹
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 自民党総裁選への立候補を正式表明した高市早苗総務相が掲げた政策は、支援を受ける安倍晋三前首相のカラーを色濃く反映した。あからさまに総裁選に介入する安倍氏の動向に、党内では警戒感が高まる。

 8日夕、国会内で記者会見した高市氏が最初に挙げた政策は、アベノミクスを継承・発展するという「サナエノミクス」だった。

 アベノミクスと同様、金融緩和や機動的な財政出動などの「3本の矢」を示し、「日本経済強靱(きょうじん)化計画で経済を立て直し、成長軌道に乗せていく」と強調。安倍政権が目標とした「物価上昇率2%」に届くまでは、プライマリーバランス(国と地方の基礎的財政収支)の黒字化目標を「凍結」すると主張した。

 さらに、安倍氏が唱えた「敵基地攻撃」の能力保有について、「敵基地を無力化することを早くできた国が自分の国を守れる」と述べ、法整備の必要性を指摘。新憲法制定や首相就任後の靖国神社参拝にも改めて意欲を示し、「安倍カラー」を強くにじませた。

 当初、立候補に必要な推薦人20人の確保が課題とみられた高市氏には、安倍氏のサポートが不可欠だった。その安倍氏は、菅義偉首相の不出馬表明以降、高市氏の支援を強める。

安倍氏の意向の影響は、ほかの候補者にも。これまでの考えを軌道修正する発言に、「安倍氏の傀儡政治が続くのか」と警戒する声も漏れます。

確執ささやかれる二階派ベテランのつぶやき

 7日夜には、安倍氏の自宅を…

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