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ハンセン病の教訓伝える 熊本の国立療養所がDVDや新展示施設

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堀越理菜
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 国立ハンセン病療養所「菊池恵楓(けいふう)園」(熊本県合志(こうし)市)で、人権侵害の教訓を伝える新たな取り組みが進んでいる。入所者の体験談を映像化し、史料の研究拠点にもなる展示施設を整備中だ。入所者が高齢化し、コロナ禍で園内外の交流も制限せざるを得ない中、伝承への模索が続く。

 「ハンセン病の病原菌は感染力も非常に弱い。日本全国から恵楓園に患者を集めてくると、社会では『ハンセン病は大変感染しやすい怖い病気だ』という風に間違って認識され、差別や偏見の原因になってしまいます」

 DVDに収められた講話で、入所者自治会長の志村康さん(88)が、国による患者の強制隔離政策がもたらした被害を語った。ドローンによる空撮動画やCGを使い、園内の様子や歴史を紹介する内容もある。

 自治会はこれまで、見学に訪…

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