鳥取県、実はSDGs先進県? ネット調査で意識と積極性の強さ判明

角谷陽子
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 鳥取県はSDGs先進県? 民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京都)が実施した「地域版SDGs調査2021」で、そんな結果が出た。県の取り組みへの評価、県民の実行している行動で2冠を達成した。

 調査は5月にネットで実施。有効回答は各都道府県343~350人の計1万6300人。結果の一部が公表された。

 「(あなたの居住する)都道府県はSDGs達成のために積極的に取り組んでいると思いますか」との設問に対し、5段階で回答してもらったところ、鳥取県の指数が最も高かった。「よく取り組んでいる」が4・8%、「少し取り組んでいる」が26・5%と、約3割の人が評価した。全国平均は「よく」が3・1%、「少し」が16・7%にとどまった。

 普段の生活の中で意識して取り組んでいる環境や社会の持続につながる行動について20項目の中から選んでもらったところ(複数回答)、平均が最も高かったのも鳥取県だった。「食品ロスの軽減」が42・9%、「簡易包装」が29・1%、「脱プラスチック・ノープラスチック」が11・9%で全国1位だった。

 だが、「幸福度ランキング」では鳥取県は20位にとどまった。1位は沖縄県

 この調査では、「地域のSDGsを評価している人ほど幸福度が高い」としている。ブランド総合研究所の田中章雄社長によると、鳥取県の幸福度の指数は昨年調査とほぼ同じ。「全国的にはSDGsの取り組みへの理解が十分に進んでいない中、鳥取県では『当たり前』になっているのでは」と推測。「他地域からSDGs先進地と評価されるようになれば、幸福度も上がる可能性もある。SDGsをどう地域ブランディングに生かせるかが次の課題」とみる。

 SDGs評価が高い都道府県ランキングで、島根県は14位、持続的な行動をとる人が多い都道府県ランキングでは4位、幸福度ランキングでは23位だった。(角谷陽子)