「生きた恐竜」コモドドラゴン、絶滅の危機 海面上昇ですみか縮小

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半田尚子
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 インドネシアのコモド島に生息する世界最大級のトカゲ、コモドドラゴンが絶滅する危険性が強まっている。地球温暖化による海面の上昇で、生息地の縮小が予想されることが理由だという。政府がコモドドラゴンを目玉として取り組む観光開発計画にも影響が出る可能性がある。

 絶滅の恐れがある動植物をレッドリストに記載している国際自然保護連合(IUCN)は4日、コモドドラゴンを絶滅危惧種の中でも2番目に危険度が高いとされる「危機」に引き上げたと発表した。以前は一つ格下の「危急」だった。地球温暖化の影響で今後45年間で生息地が30%減少するとして、危険性がより高まったと判断された。

 IUCNなどによると、コモドドラゴンはインドネシアのコモド島などに生息し、体長3メートル、体重140キロに成長する世界最大級のトカゲだ。ウロコに覆われた皮膚や、時速約20キロの速度で走ることができる発達した脚などから、「生きた恐竜」とも言われる。2019年の個体数は3022頭だった。

 コモド島と周辺の島の一帯はコモド国立公園として、1991年に国連教育科学文化機関ユネスコ)の世界自然遺産に指定。国立公園は観光地化され、コモドドラゴンや豊かな自然を目当てに、世界中から多くの観光客が訪れてきた。日本ではタレントのイモトアヤコさんがテレビ番組の企画でコモド島を訪れ、コモドドラゴンと競走したことで注目された。

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