激化する派閥の代理戦争 二階派・岸田派現職2人が並び立つ静岡5区

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 菅義偉首相自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬表明は、任期満了を間近に控える静岡県選出の衆院議員の選挙戦略にも影を落とす。党内実力者の代理戦争として注目される静岡5区の現職2人は、緊急事態宣言下での政治活動に工夫を凝らしながら、徐々にギアを上げ始めている。

 「何度も見てきた景色だな」。菅首相の突然の不出馬表明で、細野豪志氏の脳裏をよぎったのは、2006年から安倍晋三福田康夫麻生太郎の3首相が1年ごとに交代したときの自民党の混乱ぶりだった。

 当時、細野氏が所属していた民主党は勢いに乗って09年の総選挙で圧勝し、政権交代を実現した。ところが、東日本大震災への対応などに国民の批判が高まり、わずか3年で自民党に政権を奪還された。

 菅直人内閣で首相補佐官や環境相などを経験し、有望な若手と期待された細野氏も8月で50歳になった。紆余(うよ)曲折を経て、自民党二階俊博幹事長が率いる派閥に特別会員として所属し、自民党入りをめざしている。

二階派細野豪志氏、地元にべったり張り付き

 「相当厚かましいことをして…

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2021衆院選

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