愛知リコール署名巡り津田大介氏ら書類送検 県警、起訴求めぬ意見か

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 愛知県大村秀章知事へのリコール署名活動をめぐり、美容外科医の高須克弥氏から地方自治法違反容疑で刑事告発されていたジャーナリストの津田大介氏、精神科医香山リカ氏、映画評論家の町山智浩氏ら4人について、愛知県警が名古屋地検に書類送検していたことがわかった。起訴を求めない意見を付けたとみられる。

 リコール活動を率いた高須氏が昨年8月、津田氏らのツイッターでの「リコールに参加した人たちは県公報で住所や氏名が告知される」などという内容の書き込みやリツイートが、活動への協力をちゅうちょさせるものだとして、刑事告発していた。刑事訴訟法の規定で、警察は告発を受理した事件について検察に書類や証拠物を送付しなければならない。

 津田氏は9日、自身のツイッターで「警察が必要な捜査を終え、検察に関係書類を送ったという意味でしかないので、特にコメントはありませんが、被疑者として捜査の対象になった場合たとえ不起訴になっても『前歴(前科ではない)』が付くので、理不尽だなと思います」と投稿。香山氏は代理人弁護士を通じて「手続き的なことだと理解している。捜査には協力している」とコメントした。町山氏は取材に、「(投稿は)不正な署名を戒める意図で、自分が警告したことは間違っていなかったと思いました。今回は起訴されなくても、高須氏による告発は、今後、訴訟する財力を持つ者に対する批判を萎縮させる、明らかな訴権の乱用だと思います」と答えた。