JALが3千億円規模の資金調達へ 劣後ローンなど発行

友田雄大
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 日本航空(JAL)が3千億円規模の資金を調達する方向で調整していることが、9日わかった。日本政策投資銀行や三菱UFJ銀行からの劣後ローン借り入れなどを想定しており、財務体質の強化を目指す。

 劣後ローンは返済の優先順位が低く、資本の増強につながる面がある。調達した資金は中期経営計画の達成に向けた投資などにあてる。10日正式発表する予定。

 JALはコロナ禍で旅客の大幅減に見舞われ、昨年から増資や借り入れで資金調達をしてきた。今年6月末時点で、財務の安定性を示す自己資本比率は42・4%、未使用の融資枠を含めた手元資金は6千億円超と、当面の資金繰りにはめどをつけていた。ただ、ワクチン接種が進んだ今夏も旅行や出張を自粛する傾向が続いていることから、早めに追加の資金を確保する考えだ。

 JALの2021年4~6月期決算は純損益が579億円の赤字。3カ月(四半期)ベースで、昨年1~3月期から6四半期連続の赤字だった。(友田雄大)