【詳報】麻生財務相「学級委員の選挙とは違う。これは権力闘争だ」
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への立候補に向けた動きが活発になっています。予想される顔ぶれを中心に、総裁選をめぐる動きを追いかけます。
【9月16日の動き】
14:10
自身の党改革案を逆提示 党改革求める若手に岸田氏
岸田文雄前政調会長は、自民党の当選3回以下の衆院議員からなる「党風一新の会」に対し、政治家以外の人材を党役員に迎えることや都道府県連の役員などに青年局や女性局の代表を加えることを盛りこんだ自らの党改革案を示した。
同会代表世話人の福田達夫氏らが、岸田氏ら総裁選候補者をまわり、党運営の透明性の確保などを求める緊急提言を手渡した。
国会内の事務所で出迎えた岸田氏は、提言書を受け取ると「私が考えている党改革、出馬表明してから磨きに磨いてきた今時点での私の党改革の思いです」と語り、「自民党のガバナンス改革に向けて」と題した書面を手渡した。
14:00
河野氏「決別する必要ない」 麻生、安倍両氏との関係問われ
河野太郎行政改革相はフジテレビの番組に出演し、安倍晋三前首相と麻生太郎財務相との関係について「決別を覚悟しているのか」と問われ、「別に決別する必要はない」と答えた。
そのうえで河野氏は、「誰かをいらないという必要はまったくない。それは学校のいじめにもつながる。声には耳を傾けるけども、決めるときは、自分がしっかり決める。それがリーダーの役割なんじゃないか」とも語った。
また、安倍、麻生両氏と距離がある石破茂元幹事長に支援を求めた理由について、「選挙をやるときに、『この人の支援をお願いするけど、この人にはお願いしたくない』なんていうことでは通らない。広く国民の支援をいただいて、リーダーに選ばれるのが大事だ」と答えた。
13:30
石破氏「古い自民党と国民との戦いだ」
石破茂元幹事長と小泉進次郎…
- 【視点】
岸田氏はウィグル問題を持って中国に対する強硬姿勢をアピールする。 高市氏は靖国参拝への意欲を示す。 河野氏は原発の再稼働と男系天皇の維持への方向転換を見せる 総裁選を目前に、有力候補は自分の「保守性」をアピールしている。安倍氏、
- 【視点】
弊社(JX通信社)が日本テレビに協力してこの週末に行った、自民党員向け調査では、朝日新聞社を含む各社の世論調査(自民支持層で河野氏のリードが大きい傾向)とは少し異なり、河野氏がトップにしても2番手石破氏、3番手岸田氏、4番手高市氏までが割合