ゴールドマン日本法人社長の寄付で奨学金制度、返済不要 テンプル大

大鹿靖明
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 テンプル大ジャパンキャンパス(東京都世田谷区)は、ゴールドマン・サックス証券日本法人の持田昌典社長(66)からの450万ドル(5億円)の寄付をもとに、返済不要の奨学金制度を創設した。同校の学生はインターナショナルスクール卒や海外大出身者が多い。人材の多様性を増すため、奨学金の対象は日本の国公立高の卒業生に絞る。

 毎年選考して若干名を対象にする。卒業までの学費・諸費用700万円を全額免除する。希望者には米本校への留学費用を含む1千万円以上を免除する。

 オンラインで9日会見した持田氏によると、銀行員時代に通った英会話学校の教師ブルース・ストロナク氏が後に同大ジャパンキャンパスの学長に就任した縁から寄付することになった。「誰も米国留学の推薦状を書いてくれないなか、ブルースがタイプライターで一枚紙の推薦状を書いてくれてペンシルベニア大ウォートン校に滑り込んだ」。その後、ゴールドマンで数々のM&Aを手がけ、その名を知られるようになった。「彼がいなきゃ今の私はない。自分も勉強が非常に役立った。勉強しないと這(は)い上がっていけない。だから若い人たちを支援したい」と話していた。(大鹿靖明)