線路に侵入容疑、「撮り鉄」2人を書類送検 中央線が30分止まる

横山輝
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 列車を撮影するために線路に立ち入ったとして、警視庁は9日、20代の無職の男2人を鉄道営業法違反容疑で書類送検した。同庁への取材でわかった。現場は「撮り鉄」と呼ばれる車両撮影の愛好家の人気スポットだという。

 書類送検されたのは千葉市の男(28)と愛知県瀬戸市の男(23)。日野署によると、2人は3月24日午後5時前、東京都日野市栄町1丁目のJR中央線の線路に無断で立ち入った疑いがある。

「他人と違う写真を撮りたかった」

 2人は近くの川の橋のたもとから侵入し、上下線の線路の間にある草むらで列車を撮影しようとしたという。快速電車の運転士が人影に気づき、緊急停車した。この影響で中央線は約30分間、運転を見合わせた。

 2人は撮り鉄仲間で、現場で偶然居合わせた。いずれも容疑を認め、千葉市の男は「他人と違う写真を撮りたかった」、瀬戸市の男は「高く売れる写真を撮りたかった」と話したという。

 捜査関係者によると、この日、3月で定期運行が終了する185系の特急「踊り子」が回送列車として現場を走る予定だった。JR東日本は予定を公にしていなかったが、「機関車に引かれる貴重な姿が見られるのではないか」と鉄道ファンの間で話題になっていたという。(横山輝)