佐久間由衣、赤い髪を黒くして気付く 成長と、もがいた時の美しさと

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佐藤美鈴
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 「悩んでいる時間があったら考えたい、次につながるような考え方をしたい、と今は思うようになりました」。17日から公開される映画「君は永遠にそいつらより若い」で主人公を演じる佐久間由衣はそう語る。卒業と就職を控えた大学生が悩みもがきながら少しずつ他者や社会へと向き合っていく物語で、過去の自分にも重なる部分があるという。

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佐久間由衣さん=村上健撮影

 「君は永遠にそいつらより若い」で演じる主人公のホリガイは、卒業を控える大学4年生。児童福祉の職に内定しているが自分に自信が持てず、不安や焦りとともに気だるい日常を過ごしている。そんなとき、1学年下のイノギ(奈緒)と知り合う。

 津村記久子の原作小説を読み、「生活していく中での悶々(もんもん)とした人間関係とか、言葉にできないような気持ちがたくさん詰まっていた。丁寧に演じなければいけない責任みたいなものを感じました」という。

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「君は永遠にそいつらより若い」(C)「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会

 ホリガイの人物像は吉野竜平監督と時間をかけて話し合い、作り上げた。どういう風に世界を見ているのか。好きなテレビ番組、好きな漫画は……。内面を掘り下げ、さらに髪形や服装へと広げていった。

赤髪だった時期が、逆に…

 象徴的なのは、心情を映し出すような、くすんだ赤色の髪。根元には生えかけの髪がのぞく。就職後は黒髪となり、表情も引き締まる。

 「髪の色で不思議と気持ちを…

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