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EU、日本を「安全国」から再び除外 コロナ感染拡大を踏まえて

新型コロナウイルス

青田秀樹
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 欧州連合(EU)は9日、観光など不要不急の目的でのEU域内への渡航を認める「安全国リスト」から日本を外すと決め、発表した。新型コロナウイルスへの対応策で、日本は1月にリストから外れた後、観光シーズンを控えた6月に「安全国」に認定されていた。その後の感染拡大を踏まえて再び除外された。

 国境管理の権限は27加盟国にあるものの、EUは昨年夏から共通リストをつくり、足並みをそろえて対応するよう働きかけている。日本以外も含む今回のリストの見直しで、受け入れ可能国は豪州カナダ、韓国など13カ国になった。

 EU内では成人の7割超がワクチン接種を終えているとはいえ、感染力が強いデルタ株などへの警戒感は依然として強い。8月には米国もリストから除外された。

 ただ、「安全国リスト」とは別に、EUが承認している米ファイザー製などのワクチンの接種を終えていれば、不要不急の入国が認められる場合もある。日本で発行された接種証明書を受け入れるかどうかも含めて、観光などでの日本からEU域内への渡航の可否は加盟国の判断になる。(青田秀樹)

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