駐日大使指名のエマニュエル氏は「米の利益代表する」 大統領報道官

ワシントン=園田耕司
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 バイデン米大統領が次期駐日米国大使に指名したラーム・エマニュエル前シカゴ市長について、サキ米大統領報道官は9日の記者会見で、バイデン氏が指名を決めた理由について「公職者、連邦下院議員として幅広い経験をもち、大統領は『日本において米国の利益を代表する人物になる』と考えた」と語った。

 ただし、エマニュエル氏の指名をめぐっては、民主党左派が反対。シカゴ市長時代に起きた黒人少年が警察に射殺された事件をめぐる対応で、エマニュエル氏が事件の隠蔽(いんぺい)に関与したと批判している。サキ氏は記者団から黒人少年の射殺事件への対応について問われたが、「これ以上のコメントはない」と語った。

 エマニュエル氏の人事は上院(定数100)の承認が必要。上院は民主党50、共和党50と両党の勢力が拮抗(きっこう)しており、副大統領の票を加えて民主党全員が賛成するか、共和党の一部の賛成を得る必要がある。採決に先立つ上院での指名公聴会は今月中にも行われる。(ワシントン=園田耕司