金与正氏はどこに? 建国記念関連行事に姿見えず 韓国メディア報道

有料会員記事

ソウル=鈴木拓也
[PR]

 「与正の姿がない」。北朝鮮金正恩(キムジョンウン)総書記の実妹の金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党副部長が、9日の建国記念日を祝う一連の行事への参加が伝えられず、韓国メディアが一斉に報道し、背景事情に注目が集まった。ところが、10日午後に朝鮮中央テレビが報じた映像で、行事に参加する与正氏の姿が確認され、騒ぎは収まった。

 朝鮮中央通信によると、正恩氏は建国73周年を迎えた9日、妻の李雪主(リソルチュ)氏を伴い、故金日成(キムイルソン)国家主席と故金正日(キムジョンイル)総書記の遺体が安置されている錦繡山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した。崔竜海(チェリョンヘ)・最高人民会議常任委員長や最側近の趙甬元(チョヨンウォン)党組織書記、約2カ月前に降格されながらも最近、最高指導部である党政治局常務委員に選出されて復権した朴正天(パクジョンチョン)前軍総参謀長らも列席した。同通信は与正氏の名前には触れず、配信した写真に姿はなかった。

 9日午前0時から金日成広場で行われた軍事パレードも同様に、北朝鮮メディアの報道からは与正氏の出席が確認できなかった。与正氏は、金日成氏の誕生日である4月15日の「太陽節」の参拝や、1月の軍事パレードには参加していた。このため、韓国メディアは10日午前に、「与正副部長の動向がつかめず、背景に関心が集まっている」(朝鮮日報電子版)、「軍事パレードや舞踏会にも姿を現さなかった」(聯合ニュース)と一斉に報道した。韓国政府関係者は「個人的な事情があったのか。もう少し見守らなければならない」と話していた。

 しかし、10日午後になり…

この記事は有料会員記事です。残り91文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら