鈴木誠也が狙う7試合連続弾 王もバースも節目の一発はライバルから

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辻健治
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 伝説の強打者と肩を並べられるのか。

 プロ野球・広島カープ鈴木誠也外野手(27)が10日、プロ野球記録に並ぶ7試合連続本塁打をかけて阪神戦(マツダスタジアム)に臨む。

 3日のヤクルト戦(東京ドーム)の左中間ソロを皮切りに9日の中日戦(マツダ)まで6試合連続、計8本のアーチをかけた。直近の13試合で12本塁打と絶好調だ。

 過去、7試合続けて本塁打を放ったのは、2人の左打者だ。

 まずは巨人黄金期の王貞治。1972年9月20日、阪神甲子園球場での阪神戦の一回だった。

 村山実から42号のソロを右越えに運んだ。自身のプロ野球記録を更新し、「きのうの6試合目は緊張したが、きょうは気楽に打てた」と話した。

 巨人はこの試合に2―1で勝ち、優勝へのマジックナンバーを10とした。リーグ、阪急(現オリックス)との日本シリーズをともに制して8年連続14度目の日本一を飾った。

 阪神のエースとして一時代を築いた村山は当時、兼任監督だった。このシーズンを最後に引退した。

 2人目は阪神のランディ・バースだ。86年6月26日、後楽園球場での巨人戦。最終打席となる可能性もあった八回に、江川卓から右翼場外へ22号のソロを放った。

 バースは当時、こんなコメントを残している。

 「強振したつもりはないが、タイミングは完璧。それであんなに遠くへ飛んだのだろう。エガワは逃げずに向かってきた。実に男と男の勝負だった」

 記録に並ばれた王はこの時、巨人の監督を務めていた。「江川はもう少し近く(内角)を狙ったのだろうが、あそこは打った方が上。大したもの」と語っている。

 バースは球団初の日本一になった前年に続き、この年も最多本塁打、最高打率、最多打点三冠王を獲得。「神様、仏様、バース様」とたたえられた。

 チームは掛布雅之の離脱などが影響して86年は3位に終わった。

 バースが王に並んでから35…

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