「学校で我慢ばかり」宣言延長で続く短縮授業やオンライン…悩む教員

有料記事

浦島千佳 高木文子 木村俊介
[PR]

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が、東海3県でも今月30日まで延長された。夏休み明け、分散登校や短縮授業で再開した小中学校は、延長でどうなるのか。宣言下で子どもの学びをどう保障するか、教員たちも頭を悩ませる。

 午前中のみの短縮授業で1日に2学期が始まった名古屋市。緊急事態宣言の延長に伴い、解除まで短縮授業を続けることを決めた。

「授業時間足らないのでは・・・」タブレットも前途多難

 市立中学で教える50代の男性教員は、「授業数が足らなくなる恐れがあるのではないか。授業計画を組み直す必要も出てくる」と懸念する。

 市教育委員会は児童生徒に配…

この記事は有料記事です。残り1433文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    内田良
    (名古屋大学大学院教授=教育社会学)
    2021年9月13日9時25分 投稿
    【解説】

    集団の(密集した)生活が前提の学校教育においては、子供も教員も大変な思いをしています。 記事では、短縮授業等により「授業数が足らなくなる恐れがあるのではないか」との懸念が示されています。 学校の授業時数については、学校行事にかかわる時数

    …続きを読む