蚊・ハエ・ゴキブリ… 招かれざる客、室内に コロナ対策が助長?

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竹野内崇宏
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 残暑とコロナ禍が続くなか、「おうち時間」や換気の機会が増え、気になるのが新鮮な空気とともに家に入ってくる虫の存在だ。なぜ入ってきてしまうのか、どうすれば招かれざる客を減らせるのか。

 窓開けによる虫の侵入が気になる人は70%以上――。

 窓やサッシを手がけるYKK AP社(東京)が、コロナ禍を受けて2020年の春と夏、各5千人を対象に実施したアンケートから、こんな悩みが浮かび上がった。同じ調査では、以前より換気への意識が高まったと答えた人は約6割。換気は大事とわかっていても、虫には入って来て欲しくない。そんな本音が見えてくる。

 虫が侵入するのは、人家が魅力あふれる場所だからだ。

 虫の生態や防除に詳しい日本環境衛生センター(川崎市)の堀口智博さんによると、虫は生きていくのに不可欠な、エサや産卵場所を探すために、食べ物の香りや腐敗臭、人の体温や光に引き寄せられる習性がある。「屋内には虫を招く要因がたくさんあるということです」と説明する。

 窓から侵入する虫で代表的なハエの場合、種類によって引き寄せられる臭いが異なる。イエバエなら野菜クズやくさった果物、小バエの一種ノミバエなら肉が腐ったような臭いを好む。

 ハエは屋外で動物の糞尿(ふんにょう)に触れて病原体を持ち込み、食中毒を引き起こす可能性もあるという。

 吸血性の蚊は人の体温や人が吐く二酸化炭素に反応して忍び込む。クロゴキブリも家の中から腐敗臭がしたり、部屋の中が暖かかったりすると、窓から入り込むことがあるという。

 堀口さんは「虫も虫なりに一生懸命生きている。生ごみをこまめに捨てるなど、虫の生態も踏まえて、上手に距離を保つ方法を知って欲しい」と訴える。

家への侵入を防ぐには、虫にとっての魅力をなくすのに加え、窓の対策が重要です。記事後半では、「やりがちなミス」も紹介します。

 換気と防虫の両立に有効なの…

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